鏡に映る、あなたはだあれ?

~ ~ 自己愛 ~ ~ ~
ナルキッソス-ギリシア神話に登場。その類い希なる美貌が仇となり、復讐の女神ネメシスの呪いを受けて悲恋の末悶え死に、想いは可憐な水仙へと姿を移した絶世の美少年。 narcissus = 水仙の語源でもある。

彼にとって生涯の悲恋、それは野山に湧く泉に姿を映したナルキッソス自身の美しさに恋焦がれてしまうこと。他者を愛すことを知るように、また愛を手に入れられない苦しみを知るようにと、彼への想いを遂げられない者達がついに天の神へ祈りを捧げてしまったから…。

ナルシ(シ)ズム・ナルシ(シ)ストなんて俗にいう自己愛の強い、自己陶酔スレスレのヒューマンを表現する由来になった切っ掛けのお話です。

深遠な物語をチープにハショってしまいましたが、ここで気になるのは何でしょう。ヒューマンと小じゃれてみても隠し切れない不躾感?

いや申し訳ないけど違うんですっ。

~ ~ 自己認識 ~ ~ ~

ナルキッソスはなぜ、水鏡に映った人物を自分の姿であると認識できなかったのかなぁと。それとも虚像と気付いてなお、深い泉に身を落とすほど見境無くなっちゃったのかなぁ(呪いコワッ)。

話によると「鏡映認知」という言葉があって、鏡に映った自分を自分であると認識できる能力とのこと。赤ちゃんには備わっていなく、生後1歳6ヶ月頃~2歳頃に自己認知能力が備わるそうです。ちなみに「今」という時間間隔で生きているので、2秒前の姿を映像で見せても2歳頃の幼児はまだ自分として反応できないとか?

こちらの話も興味深いので、興味ありましたらリンク先ご覧下さいませ。
開 一夫 研究室  →  研究紹介 > 乳幼児に関する研究

~ ~ 鏡像 ~ ~ ~

でね、もうナルキッソスのことは見逃してあげるとして。先ほどの鏡映認知能力、実は人間以外の動物にも多々見られる反応なんでしゅよ。まずチンパンジーさんは余裕でしょ、犬&猫のみんな、カラス君カササギちゃん…妥当かな、あとイルカ様はやっぱりねぇ、象公ヤツは大したもんさっ、アラヤダ豚どんアンタもかいコリャ一本取られたなゆうて。一番「おやっ?」と思ったのはヨウム氏あなたです!

何ゆえオウム先生は差し置かれてしまったのでしょう?

「我こそは」という、動物界からの満を持しての参戦、今後とも期待しております。

~ ~ 神秘 ~ ~ ~

話題も尽きてきたので最後に一つ。自己認識の第一歩である「鏡映認知」は客観的に自分を見る大切な能力ではあるけれど、怖いもので。何しろ自己を客観性から認識できない他の動物に、自ら命を絶つことなど有り得ないのだから…。

「鏡よ、鏡。この世で最も恐ろしい生き物は、私でしょう?」
 

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アサイド

オリオン座流星群

極大チャンスとなるのは10月21日未明だったらしいけど、こちら残念ながら雨曇り。でも、23日…。

真夜中に覗いた星空がキレイで、つい窓を開けていたんです。澄んだ大気でいつもは見えない星屑のくずまで見えそうな宇宙をじっくり眺めていると、視界のド真ん中で一線の流れ星がシュウーッと伸びて。それは大きくて、本当に視線で追い掛けられそうなほどでした。

木枯らしも吹き止まない夜、そのわり寒さを感じない夜、いつまでも清澄な星の空を眺めていたい夜…。最終的には30分くらいで大中小3つの流れ星を目に焼きつけ、その日は眠りにつくことになりました。

月明かりが無かったのでラッキーだったなぁ。

Orion

そうそう、オリオン座といえば。もうすぐって言うほどすぐでは無いにしても、オリオンの右肩(左肩という話もある?)の星・赤く大きなベテルギウスという名の恒星が超新星爆発による消滅寸前なんですよね、オドロキだぁ。

99.9%寿命を迎えているなんて、太陽よりも遙かに若いのに…1000万歳のハッピィ・バースデーしても46億歳から比べるとハナタレ小僧じゃないですか。なのに質量だけはビッグで太刀打ちできない、何か絶大な才能の差を感じるな~太刀打ちする必要も無いかっ。

もし爆発して消滅しちゃっても、数百万年後に大星雲になっていたとしても、みんなオリオン座って呼んでくれるかな。だって右肩無いんだよ、オリオン。神話も伝説も星と一緒に崩壊していたら寂しいですよねぇ、古代のヒト達も…。

とまあ、こんなふうに星の最期を見届けられ観測できる機会も、それこそ人類有史初だというので細かなことはわからずでもドキドキワクワクしちゃいます!

ちなみに地球からの距離が一番近いのが、オリオンの左肩(ベテルギウスの反対側)の星みたいです。

アサイド

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