産み分けられて、2

世界は本当に素晴らしいと身が震えるようだった。親切な医療スタッフ、温暖な気候、住みよい現地では何をするにも自由で開放的な気分。家族と離れる寂 しさはあったけど、そのかわり私をみじめにする人間は誰一人もいなかった。

ずっとずっと望んでいた、家族中の願いが叶うことを最優先にして国を越える決断をしたのよ。どれだけ苦しんで産みたくて悩んだと思っているの…。

でもその分、何千倍もの喜びと幸せを私達に与えてくれたのは、何よりあなたの命だった。それだけで満足だった、そう本当に思っていたはずのに、いつの頃からか見抜かれていたんだわ。

心のどこかで、あなただけは私の思い通りに、そうなるような気がしていたのかもしれない…。六つ上の姉妹達と違って。

けど私達夫婦は出来上がりの姿をポンと選んだわけじゃない。同じように慈しんで教え育んできたつもりなのに、あの子一人何が不満だというの…。

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